月に1回まちの保健室活動報告です。
坂本町は鶴喰町で行っています。下鶴公民館でゆるりと行い、お茶会と今の気持ち、今後について等のお話をお聞きする時間としました。参加者は10人でした。毎回学びの場にしてしまうときつくなってしまうので、地域の住民調整役としてお手伝いいただいている民生委員さんと話し合って今回はそのようにしました。
令和2年7月豪雨災害が起きて、鶴喰町は家への被害は少なかった地域ですが…高齢化は進み50%は超えています。農家と兼業でされている方が多く、八代市中心へ働きにいっていた時期もあるそうです。(バスで迎えにきていたとか。)空気はきれいで、地域での祭りでは皆で踊ったりカラオケしたりと、活発に地域住民同士の関わりがあったそうで…今もあるのですが、前ほどではなく「あの頃が一番良かったなぁ。そして、ほんとよく頑張ったばい。」とおっしゃっていました。「また皆でワイワイしたい」という気持ちはあるようですが、年を重ねて「気持ちはあるけど、身体がついていかない」と話をされていました。仮設住宅や他住民さんからお話を聞きますが、今後の不安はとても強いと感じます。
「復興」という言葉はときにはきつく、苦しくなることもあります。
なにをもって復興なのか、なにが復興なのか。今、何が必要なのか。私たち看護のココロとして、何ができるのか。そんなことを民生委員さんや坂本町支援に関わっている人たちや協力団体さんへ相談しながら理事メンバーとささえびととともに考えています。
話した内容を黒板にまとめました。今後も皆さんとともに、病気になっても認知症になっても住みやすい環境を作っていきたいです。