「やっちろ保健室」見学での感想文を紹介です。
活動記録
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~感想文紹介です。~
先日、
やっちろ保健室in坂本町にてお手伝い&見学に来られた4人の方から(株式会社リハビリテーションコムラッドの訪問看護ステーション勤務の方と社長さんです)感想を頂きましたので、ご紹介します。ありがとうございます。
①社長さん(理学療法士の資格を持ち、介護の経験もお持ちです)
【蓑田さんからお話を聞く中で、「看護はもっと生活の一部であるべき」「看護がサービスになってしまうと格差を生んでしまうので無料で提供していくのが良い」という言葉に共感しました!
私たちの健康は生きていく上で、生活していく上で本当に基礎となるものだけれども、現在の看護は病気になってからお金を支払って受けるものになっているなと感じました。
予防的な観点からももっと生活の一部になっている必要がありかつ、無償で提供されるものであるとなお良いというのも感じました。
医療介護福祉のサービスを提供している事業者として、また専門職集団という強みを活かして、地域づくりの一助になっていきたいと思いました。
今回見学させていただいたことをヒントに自分の地域に持ち帰って小さな取り組みからでもはじめてみたいと思います。】
②看護師さんS氏
【
やっちろ保健室を見学させていただいて、
高齢者の方々が住み慣れた家、
地域で生活を大切にできるような支援をされていて高齢者の寄り添
いの場、憩いの場となっているなと感じました。
蓑田さんが鶴喰地域の高齢者やお世話をされる方々との信頼関係が深く、地域の方々のニーズに合った活動に加え健康についてや災害時の備えなどの啓発活動を高齢者の方々が楽しまれている様子を見て、今後自分の訪問看護の仕事にも活かしていくことが出来るように努力したいと思います。】
③看護師さんU氏
【やっちろ保健室に参加させて頂き、ありがとうございます。看護が身近な存在となり、住み慣れた地域の方々と交流することは看護師の私にとっても少しお役に立てることの喜びと地域の方々から教えて頂くことも多い貴重な時間でした。最期まで暮らしていける環境を共に作る、専門職が地域に関わることの重要性、必要性を感じました。
また、災害時に備えたい食品、飲水、内服薬等指導頂き、近年災害が多く大事な情報であり勉強になりました。地域の方が安全に安心して住み慣れた地域で暮らし続けることが出来るよう看護師として役割を果たしていきたいと思います。】
④看護師K氏
【6月24日に「やっちろ保健室」の活動に参加させていただいて、利用されている地域住民の方々の表情の柔和さと、穏やかさにこちらまで元気をもらいました。蓑田さんの突然の提案から(笑)、参加されている住民の方の健康チェックを行いましたが近くに診療所などがないため皆さん自己健康管理能力に長けており、またこのコミュニティが安心材料となっている旨を伺うことができました。
臨床を経て、在宅領域での看護にシフトチェンジしたばかりの私にとっては貴重な体験であり、今後の医療にかたちである「治し、支える医療」という点を改めて感じた次第です。高齢社会、2025年問題、さらには2035年、2040年と国のかたちが変わるともいわれる中で医療人として、また地域で暮らす住民としても今後も継続してこの取り組みに参加させていただきたいと思っております。】
ありがとうございます。
現代はお世話をする人材の担い手が減ってきており、人口減少と高齢化がさらに拍車をかけ…暮らしのバランスを保つということが困難となり、そのバランスをとるために…またはそれを逆手にとり、それを収益という形に持っていける方もいらっしゃいます。しかし、それでは格差がさらに大きくなってしまう状況となり、「そんな選択をする方がいけないのでは?」とか「努力が足りないんだ」という風に思う方もいらっしゃるかと思います。その一方で、いくら努力をしても…病気になってしまったら、どうにもならないこともあるのは事実です。そういった状況になったときに、誰か相談できる場や人がいれば…悲しい出来事は起きなかったかもしれないと考えるのです。それは、相手をかわいそうと思う気持ちではなく…そういったことは自分にも起きる可能性がある、やっちろ保健室がサブタイトルに入れている、まさに~困ったときはお互い様!~です。
お世話する人材や事業所で、緩い横のつながりができることで、お互いに切磋琢磨しながら…継続することに知恵を出し合いながらサービスを提供していくことで、老後の自分にもお互いによりよい環境を作っていきたいです。
この感想文は理事と監事とともに共有し、私たち自身も励みになります。引き続き、よろしくお願い致します。